コロナ休職からの復帰が悩ましい
いよいよ、コロナが身近になりまして、パートのAさんの息子さんが通う保育園でクラスターが発生。休園となりました。
息子さんの検査結果は3日後くらいにでるそうなのですが、それまではAさんは自宅待機です。もし、息子さんが陽性であれば、何日休職させなければいけないのか、万が一、Aさん自身が息子さん経由でコロナに感染した場合は、どうしたらいいのか??
以下が、一般社団法人 日本渡航医学会 公益社団法人 日本産業衛生学会 が出している「職域のための新型コロナウィルス感染症対策ガイド」です。
https://www.sanei.or.jp/images/contents/416/COVID-19guide210512koukai0528revised.pdf
職場復帰に関しては、本人が罹患した場合は規定されているのですが、濃厚接触のみでPCR検査が陰性であれば特に規定はなさそう。
↓本人が罹患した場合
次の条件をいずれも満たす状態で職場復帰させる。
発症後に少なくとも 8 日が経過している。
解熱後に少なくとも 72 時間が経過しており(a)、発熱以外の症状(b)が改善傾向である。
(a)解熱剤を含む症状を緩和させる薬剤を服用していない
(b)咳・倦怠感・呼吸苦などの症状
というガイドラインなので、11日間程度の休職期間、となります。
でも、ですね、こういうことも書いてありまして…
上記期間の休業が業務上困難な場合には、新型コロナウイルスの検査を受けること。
検査を受けない場合には、事業者の責任のもとで次の対応を取るようにする。
発熱や風邪様症状の消失から少なくとも 72 時間が経過している(a)状態を確認して復帰させる。
熱もなくて、どうもなかったら復帰オッケーってことでしょうか??
悩ましいところです。感染が広まってもダメだし、あまりお休みが続くと、小さな会社では、特定の誰かに大きな負担がかかりがち。リスク回避のために、班に分けて勤務する、ということも考えたのですが、いかんせん分母が少ない(´;ω;`)
どうしよう、と悩んでいるうちにAさんから、「陰性でした♪」とのラインが。
おお!良かった! と思うと同時に、「で、どうしよう?」の悩みはそのままのおばちゃん部長でした。
今が楽しい!
わたしの就業時間は1日5時間。9時から14時です。
5時間ですので、お昼休憩はありません。
フルタイムでも働けますが、わたしには今の働き方がぴったり。
1日5時間、週に5日。仕事中はフルスロットルです。朝の通勤時間はアタマの中で今日の仕事を整理して、机に座った瞬間から仕事開始。そして、仕事が終わってドアの外に出たら、仕事のことはきれいさっぱり忘れます。
で、家に帰ったらネットフリックスを観たり、絵を描いたり、ドラムの練習をしたり、人生を楽しむために時間を使います。
今まで子育てと家事と仕事に邁進してきましたから、これからは自分を大切にして、人生を楽しみたい!
何を隠そうこれからの目標は「友達作り」なんです。←わたし、友達がいないもので…(´;ω;`)
お正月に、「年賀状終いします! これからも繋がりたいのでココに連絡ください!」と、年賀状だけで繋がっていた昔の友人や知り合いに携帯の番号を書いた手紙を出しました。
二人だけ、返事をくれました。
(悲しくなるので分母は内緒です。(´;ω;`) )
あと、ドラム教室にも仲良くなれそうな人が…(*^-^*)
残りの人生、長いんだか短いんだかわかりませんが、どっちにせよ友達は必要ですもんね。チャレンジしますよ!
若いころは「おばちゃんになんてなりたくない!」と思っていましたが、なってみたら、意外なことにすごく自由で、気楽。
いろいろ乗り越えてきてメンタルも強くなったからか、生きやすいし、毎日がとても楽しい。(*^-^*)
おばちゃん、最高(^^)♪
大雪の、とんだ爪痕
去年の年末、私の住む彦根市は史上かつてない大雪を観測しました。ニュースなどでは積雪量72cm、となっていましたが、
いいえ! とんでもない!!
うちの庭は1m越えてましたしっ
全国ニュースでも流れましたが、国道八号線でトラックが立ち往生。近所のスーパーからは生鮮食品が消えました。
と、いうわけで、27日は本来なら出勤して11月分の業者さん分買掛の振込をしなければならなかったのですが、雪で会社が二日間臨時休業になりまして、振込ができないままお正月休みに突入。
結局、明けて6日に振り込むことに。
これは、経理にとっては由々しき事態なんです。
なぜなら、経理をシステム管理している業者さんは、先月末締めの売掛分は今月末までに入金されないと、自動的に、次月に「未払い分」とか「繰り越し分」として請求書に乗る仕組みになっています。新たな発注ができない、なんてことも。
親切にちゃんと「入金済」のスタンプを押して、合計金額から手書きで引いておいてくれる業者さんもいれば、「再送」として計算しなおした請求書を送ってくれる業者さんもいます。そのままの訂正ナシの業者さんがほとんどなのですが、どちらにしても皆さんに迷惑かけてしまいますよね~
全ては月末ぎりぎりまで振込みをしなかった私の責任です。
今月から、請求書が届き次第、振込日を指定して前もって振り込むことにしました。
リスクマネジメント、というやつですな。( ←いまさら感ありますケド('▽';))
生産性要件、適用外でした…
この度申請したキャリアアップ助成金は、「正社員化コース」というもので、従業員一人当たり57万円、生産性要件を満たしていたら+15万円、合計72万円が助成されます。
生産性要件というのは、直近の会計年度における生産性(計算シートがあるので、決算書をみながら入力すればOK)がその3年度前に比べて6%以上伸びているかどうか、で判断されるのですが、うちの会社は10%以上伸びていましたし、「楽勝!」と思っていたのですが……
本日、朝イチで労基局から「生産性要件が適用外であることがわかったのですが、御社でもご確認ください」と電話がありました。
そんな馬鹿な!ということで「どうしてですか?生産性は要件を満たしていたはずですが」と言うと「平成30年に〇〇さんという方が、退職されていますが、その理由が『会社都合』となっています」
???
確かに、そんな名前の人がいて、社長と喧嘩した挙句に辞めてしまいましたが、会社都合とは??
慌てて離職票の控えを確認しましたら、離職理由が「退職勧奨」となっていました。
😱😱😱
これは確認不足でした。期間内に、会社都合で退職した人が一人でもいると適用外になります。
きちんとみているんですね🙄
😭😭😭
キャリアアップ助成金、おりました!
助成金の申請は今まで、中小企業両立支援助成金、特定求職困難者雇用開発助成金、を申請しまして、今回キャリアアップ助成金正社員化コースは3種類目の助成金申請でした。
要件さえ満たせば助成金の申請業務はそう難しいものではありません。要注意なのは様式が何年何月のものであるか。最新のものしか受け付けてもらえませんが、ネットであまり確認せずにダウンロードすると、古い可能性大です。厚生労働省の最新ホームページへ行きましょう。
はい。難しいのは、「要件を満たす」ことなんです。
例えば、今回のキャリアアップだと、キャリアアップ計画書を正社員化の前日までに労基局に提出し、「受領ナンバー」をもらっていないといけません。
要領に沿ってきちんと書かないといけなくて、間違っていると差し戻されて提出し直しです。郵送でのやりとりだとそれだけで数週間かかるので、申請と同時で大丈夫だろう、などというのは大きな間違いです。
また、就業規則も正社員化するまでに「どんな条件で、いつ正社員にするか」といった具体的な制度内容を就業規則に明記しておかなくてはいけません。就業規則は10名以上の事業所は義務になるので、これも正社員化までにちゃんと労基局に提出して受領印をもらっておく必要があります。
正社員になってからお給料が3%以上増額しているという要件も意外と難しくて、うちの場合はパートさんから正社員さんなので、パート時代の時給×実労働時間(残業時間除く)に比べて、正社員の基本給は3%以上高いか、ということが問われるんですが、基本給にプラスしてもいいのは技能級とか資格手当のみ。休日出勤とか、扶養とかの手当てが分厚い企業は3%は結構ハードルが高いのではないでしょうか。
うちの会社の場合は、パート時代の給料が高かったので無理かと思ったのですが、残業手当や休日出勤手当が多かったので、その分差し引けたからセーフでした。
有期雇用で雇って3年以内、正社員に変換してから6か月以上、という条件もクリアしたうえで、申請は2か月以内にささっとしないと、となるとリミットも限られてくるので計画的に進めないともらえない助成金です。
生産性要件も満たせば一人あたり72万円の助成金がおりますので、中小企業としてはありがたいですね。
就業改革……痛みを伴いました
今回の「就業改革」で、パートさんが一人辞めることになりました。
想定内とはいえ、さすがに落ち込みました。
表向きの理由は、「市役所の仕事に応募したら合格した。そちらの方が安定しているし、お給料が良いので辞めたい」というものでしたが、別のパートさんには「突然お給料を減らされて、納得がいかない」と言っていたそう。
えと、ですね…
土日祝は時給が50円アップする、とは就業規則には書いていません。社長の「おもいやり」でした。1分単位で時給が発生することに関してもそうです。で、何が起きたかと言うと、
・就業時間の1時間も前に理由もなく出社して、きちんとタイムカードを押す(特に土日祝)
・仕事がない(予約が入っていない)にもかかわらず、「日報を書く」という理由で20分の残業(ほとんど毎日)
もちろん、「こういうことをしてはいけません」と教育はしましたが、その後2.3日はそれなりに守るものの、いつの間にか元の木阿弥。そのたびに注意したり、話し合ったり、その繰り返しでした。
そして、パートさんは公休日に有給が使えましたから、年間10日以上の有給を事実上捨てざるを得ない社員さんはおもしろくない。わが社のパートさんは正社員並みのボーナスも出ます。積もり積もれば社員さんよりお給料が高い、と言う事実。当たり前ですね。そうなるとは思わなかった、というのは会社側の甘さです。
勤務時間も短いし、正社員さんほどの責任も求められないパートさんの方が待遇が良いとなると、誰も正社員になって頑張ろう、とは思いませんし、会社として成長できるわけがありません。
もっと早く、就業規則を導入した時からきちんとしておくべきでした。性善説でなんとかなる、は大間違いです。
皆にとって公平なルールをきちんと作るのは経営者の義務、…と改めて思った今回の就業改革でした。
辞めたパートさんは割と初期からのメンバーで私としては寂しい気持ちがあります。社長も「あの人が辞めちゃうんだ」と、肩を落としていました。でも一方で、これで良かったんだ、という思いもあって、複雑な感じです。
改革には痛みが伴うもの…ですね…
就業改革に取り組んでます
今、様々な助成金制度があって、いかにうまく活用するか、というのが特に中小企業にとっては企業活動の大事なポイントになっています。
そして、助成金の申請は良い機会にもなるんですよ。
わたしがこの会社に入社した頃は、社長と短時間パート二人、という本当にこじんまりした、「会社」と言い切るのも「?」という感じの会社でした。
なので、雇用契約書も就業規則もない「なぁなぁ」な働き方で、「時給は1分単位で発生」「土日就業できることが雇用条件なのに、なぜか土日は時給50円アップ」「パートさんだけは定休日を有給にできる」…その他、パートさんにとってはパラダイスな就業「慣例」がまかり通ってきたんです。
その結果。
正社員さんの不満が爆発。
正社員さんは、数年前に普通の企業と同じような就業規則をコンサル会社に作ってもらったので、正社員さんより労働時間の少ないパートさんの給与のほうが高い、という事態になってしまったんです。
でもこれは、あくまでも会社の体質の問題。これは改める必要がありますよね。
というわけで今回、大ナタを振るいました。
・土日の時給アップはナシ。
・1日45分の休憩時間は無給とする。
・始業は9:30。それより早く来ても、申請を出さないと早出とは認めない。
・残業が必要と分かった時点で、理由とおおよその時間を申請する。しないと残業とは認めない。
・公休を有給とすることは認めない。
あまりにも当たり前の規則なんですが、これが今までなかったために、今度はパートさんの不満が爆発。
「今まで、これで良かったのに、突然ダメと言われても困る」
気持ちは良くわかります。でも、公平という概念には、「不合理な特権を切り捨てる」という行為が含まれるんです、ということで、今回は断行いたしました。
キャリアアップ助成金の申請をするのに、パート時代の方が給料が高い、という事態になりまして、助成金をあきらめるか、入社3年目25歳の給料を大幅に引き上げるか……悩ましいことこの上ありません。なので、今後のために今回の大ナタということになったのですが、さて、どうなりますやら。