就業改革……痛みを伴いました
今回の「就業改革」で、パートさんが一人辞めることになりました。
想定内とはいえ、さすがに落ち込みました。
表向きの理由は、「市役所の仕事に応募したら合格した。そちらの方が安定しているし、お給料が良いので辞めたい」というものでしたが、別のパートさんには「突然お給料を減らされて、納得がいかない」と言っていたそう。
えと、ですね…
土日祝は時給が50円アップする、とは就業規則には書いていません。社長の「おもいやり」でした。1分単位で時給が発生することに関してもそうです。で、何が起きたかと言うと、
・就業時間の1時間も前に理由もなく出社して、きちんとタイムカードを押す(特に土日祝)
・仕事がない(予約が入っていない)にもかかわらず、「日報を書く」という理由で20分の残業(ほとんど毎日)
もちろん、「こういうことをしてはいけません」と教育はしましたが、その後2.3日はそれなりに守るものの、いつの間にか元の木阿弥。そのたびに注意したり、話し合ったり、その繰り返しでした。
そして、パートさんは公休日に有給が使えましたから、年間10日以上の有給を事実上捨てざるを得ない社員さんはおもしろくない。わが社のパートさんは正社員並みのボーナスも出ます。積もり積もれば社員さんよりお給料が高い、と言う事実。当たり前ですね。そうなるとは思わなかった、というのは会社側の甘さです。
勤務時間も短いし、正社員さんほどの責任も求められないパートさんの方が待遇が良いとなると、誰も正社員になって頑張ろう、とは思いませんし、会社として成長できるわけがありません。
もっと早く、就業規則を導入した時からきちんとしておくべきでした。性善説でなんとかなる、は大間違いです。
皆にとって公平なルールをきちんと作るのは経営者の義務、…と改めて思った今回の就業改革でした。
辞めたパートさんは割と初期からのメンバーで私としては寂しい気持ちがあります。社長も「あの人が辞めちゃうんだ」と、肩を落としていました。でも一方で、これで良かったんだ、という思いもあって、複雑な感じです。
改革には痛みが伴うもの…ですね…