おばちゃん部長の備忘録

小さな会社で、パート一人で経理・労務・総務をこなしてます。!

就業改革に取り組んでます

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今、様々な助成金制度があって、いかにうまく活用するか、というのが特に中小企業にとっては企業活動の大事なポイントになっています。

 

そして、助成金の申請は良い機会にもなるんですよ。

 

わたしがこの会社に入社した頃は、社長と短時間パート二人、という本当にこじんまりした、「会社」と言い切るのも「?」という感じの会社でした。

 

なので、雇用契約書も就業規則もない「なぁなぁ」な働き方で、「時給は1分単位で発生」「土日就業できることが雇用条件なのに、なぜか土日は時給50円アップ」「パートさんだけは定休日を有給にできる」…その他、パートさんにとってはパラダイスな就業「慣例」がまかり通ってきたんです。

 

その結果。

 

正社員さんの不満が爆発。

 

正社員さんは、数年前に普通の企業と同じような就業規則をコンサル会社に作ってもらったので、正社員さんより労働時間の少ないパートさんの給与のほうが高い、という事態になってしまったんです。

 

でもこれは、あくまでも会社の体質の問題。これは改める必要がありますよね。

 

というわけで今回、大ナタを振るいました。

 

・土日の時給アップはナシ。

・1日45分の休憩時間は無給とする。

・始業は9:30。それより早く来ても、申請を出さないと早出とは認めない。

・残業が必要と分かった時点で、理由とおおよその時間を申請する。しないと残業とは認めない。

・公休を有給とすることは認めない。

 

あまりにも当たり前の規則なんですが、これが今までなかったために、今度はパートさんの不満が爆発。

 

「今まで、これで良かったのに、突然ダメと言われても困る」

 

気持ちは良くわかります。でも、公平という概念には、「不合理な特権を切り捨てる」という行為が含まれるんです、ということで、今回は断行いたしました。

 

キャリアアップ助成金の申請をするのに、パート時代の方が給料が高い、という事態になりまして、助成金をあきらめるか、入社3年目25歳の給料を大幅に引き上げるか……悩ましいことこの上ありません。なので、今後のために今回の大ナタということになったのですが、さて、どうなりますやら。