おばちゃん部長の備忘録

小さな会社で、パート一人で経理・労務・総務をこなしてます。!

副業で経理代行をしています

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現在、経理事務を代行させてもらっているクライアントさんなのですが、ご自宅で音楽教室をされていて、生徒さんは20名前後。

 

防音室を大きくして、これからはグループレッスンができるようにし、収入を増やしていきたいとおっしゃるエネルギッシュなママさん先生です。

 

最初の相談は、生徒さんが増えてきて教室経営もそれなりに順調なので青色申告事業者の申請がしたい、また、確定申告する時間も自信もないので信頼出来て、費用があまりかからない税理士事務所を知りませんか、というものでした。

 

教室を始めて3年め、とお伺いしましたが、それまで税金を納めたことも確定申告をしたこともなく、社会保険もご主人の扶養に入っていると聞いてびっくりしました。

 

でもこういう方、意外と多いんじゃないでしょうか。

 

最初は一人、二人の生徒さんからはじまりますので、収入と言ってもお小遣い程度。年間所得が133万円以下なら扶養に入ることができます。

 

でも、生徒さんが増えて収入が増えたのなら個人事業主として、やはりちゃんと売上と経費計算をして、自分の収入と所得をきちんと申告しなければなりません。

 

社会保険の扶養もそう。事業収入であれば経費を差し引けますので、所得が130万円未満であれば扶養にはいれますが、それ以上なら自分で国民年金国民健康保険に加入する必要があります。

 

ここは、いち早く開業届を出して、きちんと記帳して青色申告事業者となり、納税して社会保険料を負担して、そしてしっかり儲けてしっかり払った税金ですので、しっかり経費分は確定申告してとり戻しましょう!(*^-^*) ……とアドバイスさせていただきました。

 

※わたしは経理事務の準委託業務を行っています。相談には乗れますが、税理士の資格を持っていませんので確定申告や税務相談には信頼できる税理士さんをご紹介させていただきます。

 

 

 

賞与支払報告書

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今月はボーナス月♪

賞与支払報告書は社会保険料を算出し保険料を納付するために必要な届出書類ですが、これ、忘れがちなんです(-"-;)

 

支払い後5日以内という期限がミソで、夏のボーナスはまだ余裕がある6月支給なので大丈夫ですが、12月は……

 

忙しい…(´;ω;`) 

 

年末年始で実働時間が少ないうえにボーナスの計算やら年末調整事務……と、ルーチン以外の面倒な業務が目白押しですから。

 

でも、これを出し忘れて賞与がきちんと計算されないと、スタッフが将来貰える年金金額が少なくなってしまうかも。

 

だから、忘れずにきちんと出さないとね!👍 

 

 

 

 

 

 

会社の常識

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会社にいるちょっとイケてないスタッフたちからしょっちゅう聞かされるんですが…

 

「給料、上がらないかなぁ。数社から声をかけられているんだよね~、そちらに行こうかな…」

 

別に、わたしに言っているのではなく「あなたから社長にちょっと言ってもらえると、もしかしたら……😏」レベルの話です。

 

 

言うわけがありませんっ!(-"-)

 

 

彼ら彼女らは「会社の常識」というものをあまりよくわかっていないのです。

 

「数社から声をかけられている」というのは常套句で、ちょいと他社の面接を受けてみたところ、受かったのだけど大して給料も上がらない上に今より待遇が悪いということがわかった、という意味であることがほとんど。

 

本気で良い条件で声をかけられているひとは、そんなことおくびにも出さないままさっさと辞めてそちらに転職します。

 

会社に「給料を上げるからこのまま居て欲しい」と言わせるだけの実力が本当に自分にあるのかどうか。会社にとって、有益な社員か、無害な社員か、むしろお荷物か……。

 

上司は思いのほか部下の実力をちゃんと評価しているものです。ヘンにゴネたり駆け引きしても自分の評価を貶めるだけ。

 

 

「胸に手を当ててよーく考えて。給料はあって当たり前のものではなく、あくまでも個人の労働に対する、正当な評価に基づく対価である、ということを自覚するべきです。お給料を上げたかったら会社をガッチリ儲けさせて」

 

 

 

……なーんて、

 

言えたらスッキリするだろうになぁ……🥺💧

 

 

エクセル、便利~♪

 

うちの会社はyahooショップで通販もしておりまして、毎月、2回、13日前後と28日前後に売上が手数料等を引かれて振り込まれます。

 

経理上、手数料の非課税分と課税分は分けたいものなのですが、ストアクリエイターProはそんな親切な仕様にはなっていません。

 

もちろん、個々の取引に関しては決済金額がいくら、手数料がいくら、ポイント利用がいくら、とちゃんとわかるのですが、経理担当者が知りたいのはちょっとちがう。

 

そんな場合、CSVでダウンロードしたデータをエクセルの関数を利用して計算しちゃうという手があります。

 

☟SUMIF関数を使って、非課税と課税の手数料を分けます♪

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簡単な関数を使って、業務効率を図ることができます。

エクセル、賢いっ (^^♪

 

 

上手にストレス解消しないとね!

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年長ということもあり、色々な相談を受けることがあります。

 

すごく個人的な困ったことから、会社への不満、お給料の不満、同僚への不満…etc. 

 

……ま、不安や不平不満の種は絶えないもののようです。

 

基本的な対処の方法は、女性ならとにかく聞いてあげて、共感してあげます。

 

「ふんふん。そうなんだ。それは大変だね」で、最後に「あなたはすごく良く頑張ってるよ。わたしにはちゃんとわかってるから。あなたにいてもらわないと会社はすごく大変だからね。これからも頑張ってね!」

 

大抵は、これで気持ちが収まって、落ち着いた感じになります。

 

 

男性の場合は、より具体的なアクションが必要です。

 

基本的に、誰それが気に入らない、なんて相談はありませんから、例えば「妻が病気になりまして…」ということなら、介護休暇がとれて、社会保険から手当てがもらえることを伝え、適正な手続きをします。

 

また、おばちゃんの経験値を使って、子どもさんを預かってもらえる放課後クラブの連絡先、シッター派遣をしているNPOの連絡先なんかをメモしてあげます。

 

男性は気持ちを表現したり、窮状を訴えたりすることがあまりないので、ちょっとおせっかい気味になりますが、煙たがられても気にしません。

←おばちゃんですからね!(*^-^*)

 

 

仕事のうち、と思ってますのでどんな不平不満も聞きますが、それなりにストレスになります。

 

自分のことは棚に上げて、他人の規律のなさに「納得できません!」と意気込むスタッフもいます。

 

「給料が安い」と言われても、ただまじめに会社に来るだけでは定額以上の昇給は無理。「会社に儲けさせてナンボ」というガッツはないのに、オカネだけください、はちょっと厚かましいと思うんです。

 

わたしは何の権限もないパートのおばちゃんなので… 

 

だからこそ、みんなわたしには色々なことが言いやすいんだと思います。

 

でも、疲れることも……

 

そんなときはライブに行って、良い音楽を聴く!!

で、ストレス解消(^^♪

 

音楽が好きで良かった。趣味があって良かった。

 

さ、明日も頑張ろ!(*^-^*)

 

 

 

 

 

住民税、ミスった?

今日は、月次決算の日。

 

税理士事務所から担当社員さんが来てくれて、チェックしてくれていたのだけれど、「えっ?」と大きな声。

 

どきっとして「どうかしましたか?」と聞いてみたら、「スタッフの住民税が合わない」とのこと。

 

よくよく見なおしてみるとパートのFさんの住民税が先月の倍以上になっている。基本的に住民税は1年間変わらないのに、そんなばかな。

 

おまけに、ウチが使っている経理ソフトはTKCの「eマイスター」というお利巧さんなソフトだから、間違えるわけがない! と、鼻の穴を膨らませたのだけれど、給与明細画面をみたら、ちゃんと間違っていた。

 

なんで???

 

わざわざ手打ちしたようなのだけど、まーーーったく覚えがない。普段、住民税は期初の5月で金額を変えて、1か月だけ数百円多かったりすることはあるから2か月目もちょっと注意するものなのだが、10月分を間違えるって、まずないでしょ??

 

不思議だけど、わたしが間違えたことだけは確かだ。Fさんに謝って現金で過徴収した金額分を返金。

 

妖精さんのイタズラか?

 

老化か?

 

会計ソフトを過信せず、ヒューマンエラーはどこにでもありうると心得るべし。

 

 

 

 

 

 

従業員の奥さんを扶養に入れる!

Kさんの奥さんは50歳。長いこと一部上場企業で正社員として働いてこられたのですが、今秋、体調を崩して退職されました。

 

で、Kさんの扶養に入ることになったのですが、これまで、結婚や出産で扶養家族が増える、という手続きは何度か経験があるのですが、このパターンは初めて。

 

奥さんは「会社都合で退社」という扱いにしてもらえたそうで、すぐに失業手当ももらえるのだそうです。

 

この場合、日割りの手当てがいくらになるかで扶養に入れるかどうかが決まるのですが、その額をちょいと超えそうな感じ。

 

それでも順番的に、まずは扶養の手続きをしなければなりません。たとえ4.5日でも事故や大きな病気にならないとは限りませんからね。結果的に扶養には入れないかもですが…

 

必要なものは離職した日付がわかる離職証明書。社会保険の資格喪失証明書では離職の証明にはならないので要注意。社会保険は抜けても仕事は続けている、という場合があるからだそうです。

 

こういう事務手続きをして感じることは、なかなかすんなりと完了することは難しい、ということです。

 

事前に電話して尋ねても、担当者によって言うことが違うなんてことはザラにあります。

 

「異動申告書に必要事項を書いて、事業所の担当者の確認にチェック入れたらいいだけですよ」

 

最初、この件で年金事務所に電話した時、対応してくれた女性は本当にこうおっしゃったんです。ま、わたしの説明がマズかったのかもしれません。

 

ところが、ふたを開けたら退職証明書がいる、マイナンバーもいる、ついでに資格喪失の証明書もつけてね、と。

 

で、もういっぺん蓋を開けたら、マイナンバーはカードは必要なくて数字が分かればよかったんです。

 

つまり、年金事務所の担当者でも「よくわかんない」的なところがあるんですよね。

 

ハローワークで介護休業取得の手続きをしたときにもこんなことが。

 

手引きにもどこにも書いてなくて、窓口の人からも何も聞いていなかったのに、休業手当の振込「銀行通帳のコピー」が必要で、口座番号だけじゃだめだったことがありました。

 

決して近くはないハローワークとうちの会社を行ったり来たりで、「わたしは暇じゃないっ!」と心の中で叫びましたよ……(´;ω;`)

 

こんなもんだ、と思ってかからないとイライラしがちなのが社会保険関係の手続きですね。